~ 3年前 ~

今年も10月10日を無事に過ごせました。
生涯、忘れることができない日です。

3年前~

9月15日。アメリカのリーマンブラザーズが破産宣告を受けました。
到底、私なんかがその破産の影響が世界中に及ぼす規模とスピードは分かろうはずもなく、対岸の火事でもしかすると影響が出て大変なのかな?位のものでした。

当時、鉄の単価。仕入れ価格は1kg辺り67円。売却価格は1kg辺り72円。もしかすると、1年~2年後には90円近くになるかもと商社の方々が言っていました。

世界中に破綻のニュースが流れるや否や。毎日、鉄くずの価格の暴落の連絡が入ります。毎日、16時には1円下げが珍しいぐらいで、3円、5円と値下がりが続き、あっという間の4ヵ月後に10円台まで暴落したのです。

私には手の打ちようがなくトレーラーが出荷のために早朝に出発しても営業時間中二戻って来ませんでした。最悪の時には買い止めとなり、出荷することも出来なくなりました。聞いた所によると貿易船も影響が出て、数千~数万隻の滞留がでているとの噂でした。

動揺するスタッフを考え、自分自身を平静に保つことで精一杯でした。

夜、不安になり、眠れない日々が続いたこと、会社を守るために自分の意志とは裏腹な事を断腸の思いで行ったことは、生涯の私の傷となっております。

10月10日は改めて会社の未熟さを「魂」に刻まれた日です。

今、私は役員の一人ですが、商売の難しさを痛感しています。
毎年この時期に来るとまた、今年も商売をさせてもらっているといろんなことに感謝しています。また、スタッフにも元気をもらい、会社を守るために尽力したいと思っています。

昨日の新聞に欧州の銀行の破綻の記事が出ていました。どんな世界情勢になるのか解りませんが、荒波を乗り越えていきたいと思います。